本事例では、EC販売を行う無農薬栽培農園が抱える「販路拡大の壁」と「価格競争からの脱却」という課題に対し、ストーリー発信とファン形成を目的としたコンテンツマーケティングを実施したプロジェクトをご紹介します。単なる商品の紹介にとどまらず、“つくり手の想いと暮らしの価値”を伝える発信設計により、リピート購入とブランドロイヤリティを高めました。
| 業種・規模 | 北関東地方で無農薬野菜を生産・販売する個人農園 |
|---|---|
| 相談時の状況 | 家族経営でEC・直販を運営、リピーター顧客中心の販売構造 SNS発信は行っていたが、更新頻度と方向性が不安定 ECサイト訪問数は安定するものの、初回購入率が低下傾向 |
| 支援内容 | 現状分析と発信戦略の再設計/ストーリーデザインと制作支援/運用体制の整備とファンコミュニティ化 |
| 関連サービス | コンテンツマーケティング・SEO/ブランディング |
※掲載許可の関係で社名は伏せています。数値・内容は支援当時のものです。
相談時の状態
支援先は、環境に配慮した栽培方法と“顔が見える農業”を大切にする無農薬農園。味や品質には自信がある一方で、発信内容が断片的で「誰に・何を・どう伝えるか」が整理されていませんでした。Practical Marketingでは、ストーリー設計を核に据えたコンテンツ戦略を策定しました。
- SNS発信・ECサイト更新の目的が曖昧で、効果測定がされていなかった
- 商品紹介中心の発信に偏り、“農園の価値”や“想い”が伝わりにくかった
- ブランドサイト・SNS・ECの発信トーンがバラバラで、統一感に欠けていた
結果として、ファン化以前に“比較される商品”として見られてしまう課題が浮き彫りになっていました。
私たちがやったこと
現状分析と発信戦略の再設計
- ECアクセス・SNS投稿分析・レビュー内容を整理し、発信テーマを可視化
- ターゲット(共感型顧客・ギフト購入層・健康志向層)を再定義
- 「農園の日常 × 食卓の物語」を軸に、コンテンツ方針を再構築
ストーリーデザインと制作支援
- 農園の理念・栽培ポリシー・家族の想いをヒアリングしてストーリーマップを作成
- 記事・写真・動画のトーンを統一し、ブランドサイトとSNSに横断展開
- 「生産者インタビュー」「季節の便り」「レシピ紹介」など連載型コンテンツを設計
運用体制の整備とファンコミュニティ化
本プロジェクトでは、記事や投稿を量産することが目的ではなく、“つくり手の想いを軸に購買行動へつなげる仕組み”としてコンテンツを設計しました。数字だけでなく、共感や関係性といった定性的な価値を可視化することで、継続的にブランドを育てる文化が根づいています。
- 投稿カレンダーとコンテンツテンプレートを整備し、内製で継続更新できる仕組みを構築
- SNS×メルマガ×ECを連動させ、定期購入キャンペーンを展開
- 顧客の声を記事化し、共感と循環が生まれる発信サイクルを確立
変化
- ECサイト訪問数月間+80%増
- SNSフォロワー数半年で+1200名増加
- リピート購入率約1.8倍に向上
- 「ファンの声」を紹介する記事がSNSで高シェア率を記録
結果として、単なる販売チャネルの強化ではなく、“共感を軸にした購買体験” が生まれました。“商品ではなく人に惹かれて買う”という構造が定着し、価格競争から脱却できるブランド基盤を構築しています。
この支援で大切にしたこと
この支援では、コンテンツマーケティングを「情報発信」ではなく、“共感を育てる経営活動” として設計しました。Practical Marketingは今後も、地域で挑戦する生産者やブランドのストーリーを「伝わる仕組み」として支援していきます。
貴社の課題や目標に合わせて、最適なマーケティング戦略と実行支援をご提案します。
同じような課題を、まず30分話してみませんか。
必要なサービスだけを、代表が直接ディレクションします。
売り込みはしません。現状の整理だけでも構いません。


